漆の研究

漆の種子発芽の促進

岩手県は漆の主要産地です。現在、重要文化財等の修復には原則、国産漆を使用するように通知されています。そのため、 国内産漆の需要が増していますが、供給が追いついていません。その一つの原因は漆の苗の不足です。漆の種子は難発芽性を示し、簡易な発芽法の確立が求められています。

現在、当研究チームではウルシ実生生産の促進を目指して、漆種子の効率的な発芽誘導技術や選抜技術等の開発を進めています。