生薬としての利用

 日本では、リンドウは鑑賞花として用いられていますが、その根部は「竜胆」と呼ばれる生薬です。効能として健胃作用や抗炎症作用が知られています。本研究分野では、リンドウの需要増加を目的に、生薬としての利用の可能性を探索しています。その一手法として、クローンとして維持されている培養リンドウの利用を考えています。これまでに、LED光源の利用により、増殖促進と薬効成分の増加にも成功しています。生薬は日本人の生活を支える重要な薬ですが、国内自給率は低く、大部分を輸入に頼っているのが現状です。将来的に、生薬が植物工場化された際に有効な技術として、現在、より低コストで効率の高いシステムの構築に取り組んでいます。本研究は、JSTから資金を得て行いました。
発表論文:Takahashi et al. (2012). Plant Biotechnol.
 
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