メタボローム解析技術

 メタボロームとは、生物に含まれる全ての物質(代謝物)を解析する技術です。本技術は様々な分野で用いられており、医療分野では、罹病組織で特異的に増加する代謝物を検出し、バイオマーカーとして用いています。植物分野においても、外部環境に対する応答機構や、遺伝子機能の解明などに精力的に用いられています。本分野では、このメタボローム解析技術を用いて、リンドウの生態解明に取り組んでいます。これまでに、リンドウの花に含まれる色素の同定や、原因不明の病気である「こぶ症」に罹ったリンドウで増加する物質の検出に成功しています(発表論文:Takahashi et al. (2009). J. Hortic. Sci. Biotechnolなど)。
岩手生物工学研究センターでは、H23年にQ-TOFMSが導入され、これまでよりも大容量の代謝物データが得られるようになりました。そこで、メタボローム解析システムとして、大量データを迅速に解析するソフト「kMET」を開発し、研究の推進に役立てています。本解析ソフトは将来的にフリーソフトとして公開予定です。
 

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